公的医療機関の経営 [医療制度/行政]
東奥日報 下北医療センター借金残高135億
県内の自治体病院が深刻な資金不足に陥り、借金の海を漂流している。むつ下北五市町村の医療機関を運営する一部事務組合「下北医療センター」が、当面の資金繰りのために借り続けた「一時借入金」は、二〇〇六年度で百三十六億円に達した。データが出そろっている〇五年度決算で見れば約百三十五億円で、市町村・事務組合立では全国最悪となっている。夕張市の財政再建団体転落とともに経営破たんした夕張市立総合病院が二番目だが、下北はその四倍と突出。県内の他の病院も多額の一時借入金を抱えている。
下北医療センターの一時借入金の借入先は、地元銀行が八十五億円、地元農協二十三億円、信用金庫四億円、市町村二十一億円(〇七年八月現在・計百三十三億円)。
一時借入金は、運転資金の不足のために一時的に借り入れ、本来は単年度で返済するものだが、残高が膨らみ続ければ単年度では返済しきれず、借り換えを繰り返すという自転車操業になる。医療センターの一時借入金の〇六年度残高は、一九九二年度の四十三億円から三倍に膨張している。
医療センターが、支払い能力を超える債務をどのくらい抱えているかを表す不良債務(資金不足)は七十五億円に上る。
診療報酬の抑制や医師不足により収益が伸びないという構造的な問題が資金不足に陥った基本的な原因としてあるが、事務局側は「経営努力、コスト意識の不足」があったことも認める。また、長期の借金(企業債)の元利償還が重く、資金不足を加速させた。
むつ総合病院の外来棟などの整備に約百億円。大畑病院(現診療所)の建設に約二十億円。これらに充てた企業債の償還は元利合わせ〇六年度で九億二千万円。ほかに一時借入金の利息が一億八千万円のしかかる。
以前にもこうした問題を取り上げたことがあります。複数の市町村で運営している公的病院群ということですね。どうして借金が雪だるま式に増えて行くのをそのまま見ているのでしょうか。
単年度ごとに市町村で負担して、一般会計から赤字を補填すべきなのではないでしょうか。まるで他人事のように累積負債が膨らんでいるのを放置していることには強い違和感を感じます。
医療機関以外だと第三セクターの事業が赤字になっても出資自治体が頬被りをするケースを聞いたことがあります。もっと市町村民にとって大切な病院経営に対して、なぜこういう態度を続けるのでしょうか。なくてはならない機関である病院の経営はきちんと行って欲しいものです。もし赤字が出てもこれは市町村民のためのものですから、すぐに補填すべきではないでしょうか。







事務などの人件費が高すぎます
by hok hhf (2008-03-30 18:26)
ご訪問ありがとうございます。
非医療職の人件費が高すぎるということでしょうか。確かに彼らもすべて公務員ということになれば、やや割高になることは考えられますね。
しかし原因が何であれ、単年度でその赤字は処理すべきであり、その処理に当たってこうした問題があれば検討して行かなければならないのではないかと思います。
コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-03-30 23:21)