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ドライバー以外の責任を認めた民事裁判 [生活/くらし]

時事通信 公園の樹木放置、町に責任=見通し悪く死亡事故、賠償命令-名古屋地裁

美和町役場.jpg 愛知県美和町の公園近くで2005年9月、小学2年の男児=当時(7つ)=が車にひかれ死亡したのは、公園の樹木で見通しが悪かったためなどとして、遺族が管理者の同町と車を運転していた女性(37)らを相手に、約6600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が6日、名古屋地裁であった。尾崎康裁判官は町の管理責任を認め、女性らとともに約5600万円を支払うよう命じた。
 尾崎裁判官は、公園入り口付近を含め、公園と道路の境目には当時高さ約3~5メートルの樹木がすき間なく生え、見通しが悪かったのに町は放置したと指摘。児童らが飛び出す危険性が高かったのに、注意を促す看板なども設置せず、管理に瑕疵(かし)があったと結論付けた。動揺してブレーキを踏まなかった女性の過失も重大とした。
 判決によると、男児は自転車に乗って公園から道路に出た際、車にひかれ死亡した。
 男児の母(36)は閉廷後会見し「公園などの管理を見直すきっかけになれば。町は責任を認めてほしい」と話した。
 美和町建設課の話 判決を重く受け止め、改善を図りたい。控訴するかは内容を検討し決めたい。


美和町リバーサイドガーデン.jpg今までの交通事故爾後処理に比べたら進歩と思います。ひとたび交通事故が起きると、それは全て加害ドライバーの責任であり、民事賠償責任以外に刑事処分・行政処分を科す。剰えバカの一つ覚えの厳罰化で運過致死傷剤なる法まで作られてしまいました。

交通事故の起きた状況を一切考慮せず全てドライバーに責任を追わせてきた経緯を考えれば、こうして周囲状況にも考慮する動きは評価すべきと思っています。

ただ懸念される事態は色々あり、この民事裁判がドライバーの刑事・行政処分を軽減させることがあるのだろうかということ。この事故の責任の一部は交通環境にあったと認定されたのですから、本来それをドライバーの処罰軽減に反映させるべきであろうと考えます。

そして何が何でも個人の責任追及をしなければ気が済まない検察・刑法体系からすると、警察または検察が美和町役場職員の吊し上げに走るのではないかという心配もあります。公園を管轄する部署の職員や上司を業過致死罪で立件、などということになるのであれば、不毛の一言に尽きます。

どこまでも個人責任追及システムの歪みがついて来てしまいます。やはり過失と罰に関する法体系を一度見直すべきではないでしょうか。
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